ChatGPTに聞いてみた「チェーンストアの本部-店舗間連携のあるべき姿」

いま巷では ChatGPT という生成型AIがトレンドです。
実際に使われて度肝を抜かれた方も多いと思いますが、私もその一人です。

ChatGPTについてご存知ない方に簡単にご説明しますと、従来のAIが限られたデータをもとにした予測を中心としたものだったのに対し、膨大な情報を先行して学習したエンジンをもとに創造的な情報を生成できるようになったのがGPT(Generative Pretrained Transformerの略)です。ChatGPTではチャットのような会話形式で質問やリクエストに対して、人間的な文章を返してくれるのが特徴です。

というわけで、まずはChatGPTに「チェーンストア企業における本部と店舗の間の情報共有で起きる課題を挙げてください」と聞いてみました。するとこんな回答が返ってきました。

本部と店舗の間の情報共有で起きる課題

チェーンストア企業において、本部と店舗間の情報共有に関連する課題は以下の通りです。

  1. 情報の遅れ: 本部から店舗への情報伝達の遅れや、店舗から本部へのフィードバックの遅れが、意思決定や対応策の遅れにつながることがあります。
  2. 情報の不完全性: 伝達過程で情報が不完全になったり、誤解が生じることがあります。これにより、適切な判断や対策ができない場合があります。
  3. コミュニケーションの不足: 本部と店舗間のコミュニケーションが不十分であると、互いの状況把握ができず、問題解決に適切な対策が取れないことがあります。
  4. 管理体制の違い: 本部と店舗の経営スタイルや管理体制が異なる場合、情報共有がスムーズに行われず、意思決定や業務改善に支障をきたすことがあります。
  5. データのセキュリティ: 情報共有の過程でデータ漏洩や不正アクセスが発生する可能性があり、情報のセキュリティ確保が重要な課題となります。
  6. 情報過多: 大量の情報が伝達される場合、重要な情報が埋もれてしまい、適切な判断や対策ができないことがあります。情報の整理や優先順位付けが必要です。
  7. 技術の活用: 情報共有を効率的に行うためには、IT技術やデータ分析ツールの活用が重要です。しかし、それらの導入や運用に関する課題やコストが発生することがあります。
  8. 社員教育: 本部と店舗の従業員が適切な情報共有を行えるよう、継続的な研修や教育が必要です。しかし、教育プログラムの開発や維持にはコストがかかります。

これらの課題を解決するためには、効果的なコミュニケーション方法やITツールの活用、社員教育、情報管理プロセスの改善などが求められます。

質問は短い1文だったのに、結構なボリュームの回答でした。しかも、情報過多で重要な情報が埋もれてしまう話など、割と具体的で現場に即した内容です。

今度は「この課題に対する対策を表形式で回答してください」と依頼したところ下記のような回答が得られました。

対策項目説明
コミュニケーションチャネルの整備 適切なコミュニケーションチャネル(電話、メール、チャットツールなど)を整備して効率的な情報共有を実現します。
定期的なミーティング 本部と店舗間で定期的にミーティングを行い、情報や意見の交換を行います。これにより、双方の状況把握や問題解決が円滑に進められます。
ITツールの活用 クラウドサービスやデータ分析ツールを活用して情報共有を効率化し、情報セキュリティ対策も十分に行います。
情報管理プロセスの改善 情報管理プロセスを見直し、情報の整理や優先順位付けを行い、重要な情報を効率的に共有できるようにします。
社員教育の充実 従業員が適切な情報共有ができるよう、継続的な研修や教育を実施し、新たな技術やツールの導入に対応できる教育プログラムを提供します。
フィードバック文化の醸成 本部と店舗間でオープンな意見交換ができるよう、フィードバック文化を醸成し、問題点や改善策がスムーズに共有されます。
責任者の設置 本部と店舗間の情報共有を担当する責任者を設置し、情報の伝達や管理を効果的に行います。

これらの対策を実施することで、チェーンストア企業における本部と店舗間の情報共有に関する課題を解決し、組織全体の業務効率やサービス品質を向上させることができます。

コミュニケーションチャネルを整備し、ITツールを活用し、フィードバック文化を醸成しましょう、というお話は我々からも日頃提案させていただいている取り組みだけに、いやー、恐れ入りました。下手にGoogleで検索して色々な記事を漁らなくても、ぱっと総括をまとめてもらうのであれば充分に役立ちそうです。

AIがアメコミヒーローの脚本に挑戦!「ミセバンチョー、参上!」

さて、今度はChatGPTに全然違うお題を与えてみました。

弊社で制作した、アメコミヒーロー「ミセバンチョー」のシナリオを考えるお題です。
misebancho_comic.png


「ミセバンチョー」は店舗の危機を救うアメコミ系ヒーローです。
あなたはこのヒーローになりきってセリフを考えてください。

店舗では本部とのコミュニケーションで、業務指示が多すぎて埋もれてしまう、業務指示があちこちからバラバラの書式で送られてきてしまうという課題があり、ミセバンチョーにはこの課題を解決する以下のような必殺技があります。
「実行力100%ビーム」「見える化グラス」「通達チョッパー」

さらに、ミセバンチョーは、普段とても頼りになりますが、お店の出入り口のガラスの自動ドアで頭をぶつけて「あいたー!!」と言ってしまうドジな面もあります。
課題が解決した時に颯爽とその場を後にするのですが、その際に頭をぶつけます。

ミセバンチョー以外の登場人物は、店長、店舗スタッフのみずきちゃん、本部に勤める上司の人(電話先)がいます。


そしてChatGPTが考えたシナリオがこちらです。

店長:「どうしよう、業務指示がこんなにたくさんあって、どれをどうやればいいかわからない...」
みずきちゃん:「しかも、指示がバラバラで、まとめるのも大変ですよね...」
ミセバンチョー:「困っている人々を助けるため、ミセバンチョー参上!」
店長:「ミセバンチョー!助けてくれ!」
ミセバンチョー:「お任せあれ!まずは、この『実行力100%ビーム』で優先順位を見極め、効率的に業務をこなせるようにしよう!」

(ミセバンチョーがビームを発射し、業務指示が整理される)

みずきちゃん:「すごい!業務がクリアになった!」
ミセバンチョー:「次は、『見える化グラス』で、全ての業務指示を一目で把握できるようにするぞ!」

(ミセバンチョーがグラスをかけると、指示が一覧表になり、スタッフたちも理解しやすくなる)

店長:「これで、もう混乱しないで業務ができるね!」
ミセバンチョー:「最後に、『通達チョッパー』で、本部からの通達を一元化し、バラバラな指示も統一された形で届くようになるぞ!」

(ミセバンチョーがチョッパーを振るうと、本部の上司が電話で連絡してくる)

本部の上司:「これからは、指示を統一した形で送るようにするよ。それによって、業務の効率化が図れるはずだ。」
店長:「ありがとう、ミセバンチョー!これで業務がスムーズに進むようになるね!」
ミセバンチョー:「喜んでくれて、嬉しいぞ!では、私の出番は終わりだ。さらばだ!」

(ミセバンチョーが出口に向かい、ガラスの自動ドアで頭をぶつける)

ミセバンチョー:「あいたー!!」
みずきちゃん:「ミセバンチョー、大丈夫?」
ミセバンチョー:「あはは、大丈夫だ!ドジなヒーローだけど、また困った時は呼んでくれ!」
店長:「ミセバンチョー、本当にありがとう!また困ったときは助けに来てね!」
みずきちゃん:「ミセバンチョー、頼りになるけど、ちょっぴりドジなところも可愛いよね!」
ミセバンチョー:「みんなの笑顔が見られるだけで、私は幸せだ!それじゃあ、また会う日まで!」

(ミセバンチョーが再び出口に向かい、今度は気をつけてドアをくぐり、颯爽と去っていく)

店長:「さあ、これからは効率的に業務をこなしていこう!ミセバンチョーのおかげで、やる気が湧いてきたぞ!」
みずきちゃん:「はい!私たちも頑張らないといけませんね!」

そして、ミセバンチョーのおかげで、店舗の業務はスムーズに進み、スタッフたちは団結し、お客様にも喜ばれるお店になっていった。ミセバンチョーはどこかで、また困っている人たちを助けるために活躍していることだろう。

若干説明くさい口調は気になりますが、与えたお題(設定)は全て使い、脚本的にはバッチリ筋が通っています。オチも完璧。
原作シナリオは私が考えたんですがかなり頑張ったんです。(苦笑)
もう次回作は、ChatGPTに考えてもらおうと思います。(笑)

なお、本物のミセバンチョーは、コミックとムービーでご覧いただけます。
まだご覧いただいていない方は、よろしければこちらからぜひご覧ください

linkcom_misebancho_bnr_300x250_hero_gif.gif

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