理解できていますか?若年化する店長が抱えるマネジメントの悩みと打開策

新人店長の最初の壁

私が店長になり、まず初めにぶち当たった壁が「タスク管理」です。本部からの指示を、店舗では主に店長・副店長がメールチェックをしていましたので、毎日届く大量の情報の全てを把握し、スタッフへ指示出しするスキルが要求されました。また、慣れない定期的な本部への提出物も、上司からの催促にびくびくしながら、期日内にこなしていくことで精いっぱいの状況。毎日「忘れてはいけない、やるべきこと」に追われ、脳のCPUに余裕がありませんでした。

私の新人店長時代は、そんな大変な思い出ばかりでしたが、店番長を導入してからの新人店長の状況は一変していました。

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若手店長を支える、店番長

とあるお店に立ち寄った際、新人店長に「店長になって、やることが増えて、タスク管理するの大変じゃない?大丈夫?」と声をかけました。(もちろん、後輩の気持ちに寄り添い、アドバイスをするつもりで...)が、しかし。店長の回答は予想外のものでした。

「提出物は慣れなくて大変ですけど、期日は店番長が教えてくれるので、漏れずに計画的にこなせています。あと、店番長を見れば誰にでもやるべきことがわかるので、皆が率先して手伝ってくれて、かなり助けてもらっています。」

この店長は、弱冠24歳です。トップダウン型ではない、若手ならではの「周りに協力(助け)を求めながらチームをつくる」体制を非常にうまくつくっているなぁ、と感心しました。
そしてそれと同時に、店番長は「責任者の若年化」という今の流れにも、とても合っているツールだと感じました。

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進む、店舗責任者の若年化

近年、小売り・飲食・宿泊等、接客サービス業界は長い間採用難が続いている状況にあります。今後も日本の労働人口はどんどん減少していくことが予測されるため、この問題はこれからも続いていくことと思います。

私が以前働いていた小売チェーンでも、中途採用において経験者を採用することはなかなか難しく、採用の大半は未経験者、そして若年層が占めていました。そんな中でチェーン展開拡大による新規出店が続いたため、店長の平均年齢もどんどん若くなっていきました。

メールのような「全ての業務指示を店長に集約し、店長がスタッフへ指示として落とす」といった流れは、トップダウン型のマネジメントになりやすく、年上部下の多い、若手店長には難しい側面があります。どうしても自分ひとりで仕事を抱え、結果キャパオーバーでタスク漏れが起きてしまう傾向が強いです。また、もっと注力すべき仕事、覚えるべき仕事が沢山ある中で「期日管理」という単純な作業で頭がいっぱいになってしまうのも非常に非効率な話です。店番長なら、こういった若手リーダーのマネジメントにも、大きな力になれ、相棒として支えることができるのです。

【店番長のポイント】

・未実施の業務指示だけが期日順に並ぶので、タスク漏れを防げる20t.png

・店舗スタッフ全員でタスク対応状況がシェアできるので、スタッフの自発的な行動が促せる23t.png

いかがでしたでしょうか。
他にもこういった活用事例が沢山ありますので、何かお悩みのことがあれば、まずは弊社スタッフまでお気軽にご相談ください。思わぬ形で、店番長がお力になれるかもしれません!

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