東京オリンピックで再び世の中が大きく変わる

ある本を読んでいたら前回の東京オリンピック(1964年)開催以前は、100尺法という法律があり、建物は100尺(31m)までと制限されていたそうです。それが、東京オリンピック開催を契機に規制が撤廃され、今では200mを超えるような超高層ビルも立ち並び、それまでとは全く違った景観になり、東京は大きく発展してきました。

これは過去の東京オリンピックという一大イベントがもたらした紛れもない結果だと思います。

では、半世紀ぶりに開催される2020年の東京オリンピックではどうでしょうか。昔と違い、日本社会は成熟していますのであまり変化はないという意見の方もいるかと思いますが、3兆円もの予算も注ぎ込まれますので、やはり大きなターニングポイントになると思います。

IT関連でいえば、第5世代移動通信システム、いわゆる「5G」もその一つではないかと思います。多くの方は「3G」から「4G」に変わったとき、とても快適にインターネットへアクセスできるようになったと感じたと思います。それが「5G」では、それ以上のインパクトがあります。

例えば、通信速度は今主流の4Gの百倍のスピードが期待できます。8Kと呼ばれるスーパーハイビジョンは、現在主流の4Kに比べ4倍もの高精細、高画質な映像(約3,300万画素)ですが、これもインターネットで難なく流すことができるようになります。

更に、今後、増えると予測されるIoT機器のインターネット接続問題(多接続性)や、通信の遅延問題(低遅延)も改善されますので、自動運転や遠隔手術などといった安全性が重要なテクノロジーの普及も後押しされると思われます。

しかも、この「5G」ですが今年に入りヨーロッパやアメリカが2019年に商業化すると発表したことにより、日本でも東京オリンピックの前に商業化するよう検討し始めていますので、「5G」を活用した自動運転や高解像度な映像配信などもオリンピック会場では前倒しで体験できるかもしれないですね。

この様なことを考えると2020年開催の東京オリンピック前後で、世の中がどの様に変わっていくのか楽しみです。

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