2020年を振り返りって思うこと
2020年の新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)による世界的なパニックは、この先、世代を超えて語り継がれていくと思われるほど世の中を大きく変えてしまいました。日本におけるコロナ関連の主な出来事を振り返ってみましょう。
- 1月:日本国内で初の感染者確認
- 2月:乗客の感染が確認されたクルーズ船が横浜港に入港
国内で初めて感染者の死亡が確認
北海道知事、独自に緊急事態宣言を発令 - 3月:全国のすべての小中高校に臨時休業を要請
東京都知事、都市封鎖(ロックダウン)について言及
東京五輪・パラリンピックの延期発表 - 4月:政府、緊急事態宣言発令
- 5月:政府、緊急事態宣言解除
- 6月:東京アラート初の呼びかけ
- 7月:Go Toトラベルキャンペーン開始
- 11月:コロナ感染、第3波の拡大
どれも強烈な印象で記憶に残っていますが、これらの出来事を経て、人々は感染を恐れ、感染地域への移動、又は感染地域からの移動を嫌い、3密(密閉、密集、密接)を避けるようになり、行動様式も激変しました。
<コロナによる行動様式の変化>
・マスクをするようになった
・旅行や出張をしなくなった
・出社を減らしリモートで仕事をするようになった
・満員電車を避け時差通勤をするようになった
・会食、外食をしなくなった
・近場で買い物をするようになった
国内の経済に目を向けると、とてもショッキングなデータが発表されました。2020年4~6月期の国内総生産(GDP)は、年率換算で27.8%減り、これはリーマン・ショック後の2009年1~3月期の年率17.8%減を超える戦後最大の落ち込みとなったとのことです。
さて、これらの変化を2019年の年末時点で予見できた人は、どれだけいたでしょうか?大多数の人は、2020年1月の時点でも対岸の火事と思われていたのではないかと思います。
誤解しないでください。決して、予見できなかったことが悪いと言いたいわけではありません。やはり大事なことは、予見できないような突然的な変化に、どう対応するかだと思います。
リンコムでも、この1年色々と試行錯誤を繰り返してきました。
・会社への出社を止め、リモートワークに切り替えた
・リモートワークに合わせオフィスを移転した
・リモート環境でもオフィスと同じ電話対応ができるようにクラウド型電話システムを導入した
・訪問商談からTeamsやZoomを使ったリモート商談に切り替えた
・会場でのセミナー開催を止め、Webセミナーに切り替えた
・インサイドセールスを導入した
これらの試行錯誤がどれだけ正しいものであったかは、まだ分かりませんが、試行錯誤すること自体に意味があるように思えます。
この1年を振り返り、世の中は予見できないことが突然起こるということ、そして、その変化に対し真正面から対峙し試行錯誤する重要性を、学ばせて頂いたように思います。
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