書籍『業務指示マスターガイド』を出版

チェーンストア企業の本部で働く皆さんにとって、「業務指示を書くこと」は毎日の仕事のひとつだと思います。しかし、その「業務指示」がどんなふうに現場に伝わり、どんな行動につながっているか──意識する機会は、意外と少ないかもしれません。

私たちは、これまで多くのチェーンストア企業様を支援してきました。その中で気づいたのは、「業務指示の書き方ひとつで、現場の働き方や成果が大きく変わる」ということです。

この気づきを形にしたのが、今回出版した『業務指示マスターガイド』。

執筆したのは、日々お客様をサポートしているカスタマーサクセスメンバーたちです。チェーンストア企業様の成果創出を追求してきたメンバーが、業務指示のノウハウをぎゅっと一冊にまとめました。

この本には、「現場が無理なく効率的に動けて、成果につながる指示とは?」という問いに対する答えがたくさん詰まっています。

たとえば、目的や背景を明確にして「なぜやるのか」を伝える方法、店舗が行動をイメージしやすい順序で指示を書くコツ、あいまいな言葉を避けて「誰が・いつまでに・何をするか」を具体的に伝えるテクニックなど。さらに、実際に業務指示の改善で成果を上げた企業の事例も紹介しています。どれも、明日からすぐに取り入れられる実践的な内容です。

私自身、この書籍を読んでいて何度もうなずかされました。
「業務指示」って、単なる命令じゃないんですよね。
本部と現場が「同じゴールに向かって動く」ためのコミュニケーションなんです。

リンコムでは、今後このガイドをもとに「正しい業務指示の書き方」を広める取り組みを行っていく予定です。

現場が無理なく動き出すような業務指示を出せる企業が増えれば、店舗の働きやすさも、お客様の満足も、そして成果も、もっと良くなるはずです。

『業務指示マスターガイド』が、皆さんの現場で新しい気づきや変化を生む一冊になれば嬉しいです。

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■本のご紹介
『業務指示マスターガイド-成果を生む指示の書き方の極意-』は、現場が自然に動き、成果を生み出す"伝わる指示"のあり方をまとめた一冊です。私たちは、数多くのチェーンストア企業を支援する中で、「業務指示の書き方ひとつで、現場の働き方も成果も変わる」と実感してきました。本書では、その経験をもとに、目的の伝え方や行動を促す表現の工夫、成果を上げた事例を惜しみなく紹介しています。業務指示は命令ではなく、本部と現場が同じ目標に向かって進むための"対話"です。この本が、現場に前向きな変化と、共に成果を築くきっかけとなれば幸いです。
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