業績と実行力との関係

我々は、チェーンストア企業様に、「店番長」という仕組みで、実行力UPの支援をさせていただいています。

実行力とは、計画したことを実行する力ですが、経営においては、下記の式にあるように業績と密接に関係しているものです。

業績=戦略×実行力

この式は、とても示唆に富んだもので、たとえ優れた戦略を考えても、実行力が伴わなければ、業績もそこそこにしかならないということを表しています。

例えば、100点の戦略であっても、実行力が40%であれば、業績は40。
しかし、60点の戦略であっても、実行力が100%であれば、業績は60になります。

よく完璧な戦略を作る前に、実行したほうが良いと言われますが、この式からも言えます。
そもそも、変化の速い今の時代100点の戦略を作ろうと思い時間をかけていると、その戦略自体が陳腐化しかねません。石橋をたたいて、石橋を壊してしまったのでは、なんの意味も成しません。
戦略は完璧でなくても良いから実行するほうが、業績が上がります。
そもそも100点満点の戦略など無いのかもしれません。であれば、どんどん実行して結果を見ていくべきです。

私が大変お世話になっている良品計画の前会長 松井忠三様は、「戦略二流でも、実行力一流なら良し」と言われています。

松井様は、良品計画が経営難に陥っていたとき、社長になられ、今の良品計画の基礎を作られた方で、本も多く出版されています。
最近も、角川新書から「無印良品の教え「仕組み」を武器にする経営」という具体的なノウハウが詰まった本を出版されていますので、チェーンストア企業関係者は、是非、読まれることをお薦めします。

変化の速い時代、実行力が益々重要になってきていることは間違いありません。

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