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長引くコロナウイルス感染問題、福島県沖で頻発する地震、ロシア軍のウクライナ侵攻と、とても暗い話が続いています。

ビジネス環境も大いに影響を受けています。日銀が毎月発表している輸入物価指数を見ると、ここ半年、毎月前年比で約25%～37%も上昇しています。
2021年がコロナの影響で落ち込んだという影響もありますが、ここ10年を見ても、最も高騰しています。

4月に入り多くの食品価格が一斉に値上げしましたが、輸入されてくる原材料の仕入価格が上昇しており、メーカーがどうしても価格転換せざるを得なくなったためです。

消費者物価指数も対前年比で0.9%（2月）上昇しています。アメリカやヨーロッパの8%に比べると、大したことないように思いますが、これは菅政権のときに決まった携帯電話の値下げが効いているためです。

更に、上記の輸入物価指数、消費者物価指数は、ロシアのウクライナ侵攻前のデータですので、これからより上昇していくことは間違いありません。

物価が上がることは決して悪いことではありませんが、今回の物価高は人件費のアップにつながっておらず、コストアップが消費者物価を押し上げているだけですので、消費者にとっては負担が大きくなり、悪いインフレと呼ばれています。

これらが経済活動の停滞（不景気）にならなければ良いのですが、なったらなったで企業は変化し対応していかなければなりません。
なんだか、経営者としての力量を試されているようですが、世の中が変わるときには、新しいニーズも出てくるものですので、そういう意味ではチャンス到来です。要は、物事は考え方次第なのかもしれませんね。

データ引用元：
輸入物価指数
https://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_release/cgpi2202.pdf
消費者物価指数
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html

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