チェーンストアにおけるスマホ活用アイデア3選

チェーンストアの現場でも店長や正社員の方を中心に徐々にスマートフォンの導入が進んでいます。
しかし、主に使われるのは緊急の電話か、LINEやチャットばかり。

弊社にも「せっかく現場にスマホが配備されたのだからもっと有効に使いたい」「専用端末として導入したスマートフォンを業務へ有効に使いたい」といったお客様からの熱烈なご要望を受けており、先月 店番長がアップデートし、スマホ活用の範囲がグッと広がりました。

そこで今回は、チェーンストア企業にオススメの『スマホ活用アイデア ベスト3選』をご紹介したいと思います!

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① 写真報告で、店舗の「今」を伝える

店舗の写真報告を使うことで、VMD、クレンリネス、棚割変更報告、故障の報告など、巡回の回数を増やさずに実行レベルを上げられる、といったメリットがあります。

ただ、これまでの写真報告といえば「デジカメで撮影した写真を一度PCへ取り込んで報告ツールでアップロードする」という面倒な手法でした。このため、考えてはみたが店舗への負担が大きく断念してしまっている、うまく使えていない、という調査データ*もあります。(*こちらからダウンロードいただけます↗︎)

店番長では、これまでタブレットでの写真報告をお勧めしてきましたが、ついにスマホを使った写真報告がカンタンにできるようになりました!

  1. 店番長で業務指示を開いて「回答する」ボタンを押し...
  2. 「写真・動画を選択する」→「写真またはビデオを撮る」を選び、その場で写真を撮影

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手順はこれだけです。

あ、「写真をアップロードするだけであれば今どき大体のツールでこのぐらいのことはできますよ」と思われてる方もいらっしゃいます?
むむむ...でも、写真報告を活用する際に、関連する次のような活用シーンも覚えておいていただけるときっとご検討の際にお役に立つかと思います。

  • 本部に集まった写真を全店舗横断で整理して一気に閲覧・確認(進捗状況の見える化↗︎
  • 指摘箇所があれば写真に直接印(しるし)を書き込んで、すぐに店舗へやり直し依頼
  • 集まった写真はアルバム形式にして社内関係者、卸さん、仕入先メーカーさんにもURLで簡単に共有(フォトレポート↗︎
  • 写真だけじゃなく動画でも報告(動画の投稿・再生↗︎

② 共有端末渋滞よさらば!スマートな店舗内コラボレーション!

スマートフォンを使い、端末数が足らず出勤時の渋滞になってしまう状況を改善し、なおかつスマートに店舗内で業務の分担やコラボレーションを行いましょう!というご提案です。

PCやタブレットは店舗での導入台数が限られており、順番待ち渋滞が発生したり、特定のスタッフに利用が限られてしまうといった課題がありました。しかし、スマートフォンを利用できれば、より広範囲にデジタルツールを活用できます。

だからと言って、メールのように個人個人に当てた連絡ツールが使いやすいかというと断じてそうではありません。結局端末がスマートフォンに変わっただけでやっていることは今までと何ら変わらなくなってしまいます。

『本部からの業務指示を店舗内で適切に共有し、スタッフ間でコラボレーションしてスマートに実行、報告』
スマートフォン時代のデジタル活用と言ったら最低でもこんなスタイルでの効率化は実現したいところです。

そしてそれを、店番長で実現するのであれば至って簡単です。

元々、店番長において業務指示一覧は店舗スタッフ間で共有できるようになっています。
そして、スタッフ個人個人がやるべき指示を探す方法は、自分のアイコンを選ぶだけ
たったそれだけ。非常にスマートです。

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店番長では、店舗全体の業務指示の中から関係する指示だけを絞り込む「担当割当」機能を搭載*しています。(*設定で「担当割当」機能をONにする必要があります)
店舗でスタッフが複数部門の担当を兼務していたとしても、あらかじめ複数の担当を割り当てておけばOKです。

また、店長はちょっとした空き時間に自分のスマホ端末で実行すべき指示を確認できます。その場で売り場のスタッフへの伝達事項も記入できますので「〇〇さん対応お願い」「この商品が届いているか確認してください」など、店舗内へのコメントをサクサクっと残せます。他のスタッフが行った回答内容の確認ももちろんスマホでOKです。

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③ エリアマネージャー・SVさんの巡回支援に

エリアマネージャーさんやSVさんがいざ店舗を訪問してみると「あれ?前回の指摘事項や今日までにやるべきことができていない」ということはありませんでしょうか?

弊社からはネットとリアル、ハイブリッドで店舗の状況をキャッチしていくことをオススメしたいです。

リアルは訪問、ではネットでどう状況把握するのか?
店番長の『店舗状況↗︎』という機能で担当店舗の実行状況をご覧いただけます。

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次の店舗への移動中でもさっとスマホを取り出して担当店全体の最新状況を確認できます。

「この店舗はやるべきことを全部できているぞ」ということが一目瞭然です。逆に「ありゃりゃこれはちょっとSOS信号を感じるぞ」と思ったら臨店の順番を変えるとか、訪問する前にちょっと電話で聞いてみる、といったような形でお使いいただけます。

表示される情報は店舗と同じ内容を常に共有しており、とても明確ですので「言った言わない」みたいなことを防げますし、実行力が定量化されますので成果もわかりやすく、改善の目標も立てやすいと思います。

まとめ

スマートフォンを現場でうまく活用するイメージがお伝えできたでしょうか?
個人利用であれば、今や手放せないツールであるスマートフォン。業務でもうまく使っていきたいですよね。使うべきところにはさっと素早く使って、現場業務を快適に改善していっていただければと思います。

スマートフォンの活用や現場でのDX推進でのご相談がございましたら、お気軽に弊社までご連絡ください

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