チャットで店舗への指示を行う弊害とは?

グループチャットで店舗への指示を行う企業は多いと思いますが、"限られたメンバーしか内容を読むことができない"という特徴を理解しておく必要があります。
仮に私が本部の一部門の担当者だったとします。自分がチャットメンバーに含まれているグループの内容は把握できますが、他のグループの内容は把握できません。従って、他部門や部下、上司が店舗へ個別に発信した内容は把握できず、横のつながりを意識した業務を遂行することが難しくなります。

昨今、店舗の方から「重複した連絡を複数部門からもらうので混乱する」、「本部間で連携が取れていないように思う」といったご意見を聞くことが増えてきました。
本部では毎日のように会議が開催され、部門内、部門間で情報共有しているにも関わらず、こういった意見が挙がるのはなぜでしょうか?
組織構造やマネジメント手法、各部門のミッション、目標管理の仕組み、組織文化・・・と様々な要因が考えられますが、コミュニケーションツールも要因の一つと考えられます。

では、もし本部全体で、誰がどの店舗に対してどのような指示の発信を行っているかを共有できたとしたら、どのようなメリットがあるでしょうか?

・複数部門で重複する内容を発信してしまい、店舗で無駄や混乱が発生することを防げる
・他部門の施策を理解することで、自部門の計画を立てやすくなる
・部下がしっかり店舗をマネジメントできているか確認できる
・先輩や周囲の分かりやすい指示の書き方を学ぶことができ、店舗への指示に一貫性が生まれノウハウが活かしやすくなる

以上のように、多くのメリットがありそうです。
本部から店舗への業務指示は、全社の戦略に関わる重要な内容であるため、極力オープンな場でやりとりされることが望ましいといえるでしょう。

多店舗チェーンにおける、オープンなコミュニケーションをどのように実現するか、お悩みの点がありましたら是非ご相談ください。

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