強いチームの条件

カタール・ワールドカップ日本代表は、強豪ドイツ、スペインに勝利し、死の組みと言われていたグループEをなんとトップ通過。ベスト8をかけたクロアチア戦では、1対1の末、惜しくもPKで負けてしまいましたが、ヨーロッパの強豪と互角以上に渡り合う日本代表の闘いにはとても感動させられました。

まさに歴代最強の日本代表チームですが、なぜ、これだけ強くなったんだろうと、私なりに思ったことを書いてみました。

1.個の強さ
代表メンバーに選ばれた26名のうち、20名が海外のクラブチームで闘っています。その経験が、体格で勝る海外の選手に対しても全く物怖じしないメンタルの強さや、フィジカルの強さに繋がっているように思います。

2.多様性
一昔前の日本代表は、どちらかというと中盤でパスを回す司令塔的な選手が多く、なんとなく似た選手が多かったように思います。
今回の代表チームを見ていると、足の速い選手、ドリブルのうまい選手、1対1が強い選手、経験が豊富なベテラン選手と、強みが異なる選手が集まっていました。

3.適材適所
日本代表の戦術としては、前線からプレッシャーをかけてボールを奪い、カウンター攻撃を、仕掛けるというものだと思います。例えば、フォワードにタフで足の速い選手を持ってくることで、やりたい戦術を実現していました。
戦術にメンバーを当てはめたのか、メンバーの特徴に戦術を当てはめたのかは分かりませんが、戦術と個の強みが上手く融合していたと思います。

4.明確な目標
今回、代表チームはベスト8入りを目指していました。残念ながらその目標は達成できませんでしたが、ベスト8という明確な目標があったことは、メンバーのベクトルを同じにしてくれたと思います。

まとめると、多様なスキルを持った、強い個が、自分の強みを発揮出来るポジションで、明確な目標に向かい、力を発揮する。その相乗効果として、三笘選手や堂安選手のような新しいヒーローが誕生。

結局、強いチーム作りの要素は経営とまったく同じだなと、必死に戦っている日本代表メンバーを観ていて気づかされました。

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