我が社は店舗への指示が多すぎる?!判断するための指標とは?
チェーンストアのお客様に、「同業他社の業務指示の件数はどのくらいですか?」と聞かれることが近頃増えてきました。
店舗が忙しすぎるため、自社の忙しさを客観的に見たいというご関心が背景にあるようです。
しかし、私は同業他社と指示の件数を比べることだけで忙しさを測るのは難しいと考えています。
なぜならば、会社それぞれの業務の進め方によって、1件の指示に1つの作業のみが書かれていることもあれば、1件の指示に複数の作業が書かれていることもあるためです。
※1件の指示に複数の作業が書かれていることの弊害は、コラム「店舗にとって、ありがた迷惑な指示の書き方とは?」をご覧ください。
店舗が実行しきれていないなら、指示件数は多すぎる
同業他社の指示件数を気にされる背景を、もう少し考えてみたいと思います。
社内で「店舗が忙しすぎる」、「指示の件数が多すぎる」という声が多いため、指示件数を調べてみたものの、その件数が本当に多すぎるのかどうか、判断できないという事情がありそうです。
このようなとき、指示が多すぎないかを判断するために私が提案する基準は「店舗がすべての指示を期限内に実行できているかどうか」つまり実行力です。
本部から見て、指示件数を非常に多く感じても、各店舗の実行力が高ければ、店舗の人件費が極端にかかっていない限り、大きな問題はないでしょう。
逆に本部から見て、指示が適切な量に感じられても、店舗の実行力が低い場合、実行を妨げている原因は指示が多すぎることかもしれません。
まとめ
今回お伝えしたかったことは、以下2点です。
・自社の指示の多さは他社と比べるだけでは判断できない
・指示が多すぎるかどうかを判断するには実行力が一つの基準となる
実行力を把握するのは簡単なことではありませんが、弊社であればお手伝いできます。
指示の多さを課題に感じる方は、我々と一緒に実行力を可視化する方法をご一緒に考えてみませんか?
ソーシャルメディアで最新情報をお届け