売場画像の共有が社内コミュニケーションを活性化する

先日、小売チェーンのお客様からお聞きして、「なるほど」と思ったお話がありましたので紹介させていただきます。

このお客様は、従来メールで業務指示を運用していましたが、店番長の導入を機に、キャンペーンの準備状況を確認するために、売場の画像を店舗に提出してもらい、全社で共有するようにしました。
すると、社内におけるコミュニケーションの頻度が増え、業務改善の機運が社内で高まったというのです。

メール時代は、本部対SV、SV対店舗の1対1のやりとりが多く、コミュニケーションも縦のラインに閉じていました。
しかし、各店舗の売場の様子が全社で共有されたことで会話のきっかけができ、
「この店舗がこんな魅力的な売場を作っていたことを知らなかった」
「この店舗の売場はここが参考にできるね」
といった具合で、コミュニケーションが本部同士、SV同士、店舗同士、本部-SV-店舗間で縦横無尽に増えました。
以下の図の赤線部がこれにあたり、社内コミュニケーション量が大きく増加していることがわかります。

blog_チェーンが真似したい(図).png

当初、売場の画像を店舗に提出してもらう取り組みは、SVや本部が遠隔で指導できるようにすることが目的でした。
この取り組みは、一見すると現地で現物を確認する頻度を下げ、SVや本部社員が店舗スタッフと直接会話する場面を減らしてしまうような施策に見えるかもしれません。
しかし、このことがきっかけで、むしろコミュニケーション量が増えていることがとても興味深いと思いました。
みなさんも各店舗の取り組みを全社で共有することをきっかけに、社内のコミュニケーション量を増やし、業務改善の機運を高めてみませんか?

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