店舗が関係の無い指示を読む時間を減らす方法

本部からの業務指示が届きすぎて、店舗へ余計な負担をかけてしまっていないでしょうか?
その場合、指示は全て必要なものか?という仮説を立て、改善に取り組むこともあるかと思います。
しかし、仮に指示そのものが原因ではないとした場合、他に見直すべき箇所はないのでしょうか?
今回は、「その店舗にとって関係の無い指示を本部から送ってしまっていないか」について考えてみたいと思います。

どのような時に起きるか

典型的な例は本部から全店へ向けた一括の発信です。

・全店宛ての一斉メール
・グループウェアの掲示板
・全店がメンバーに入ったLINEグループ

このような方法で、本文に「対象の店舗の場合、〇〇をお願いします。」といった記載をし、読み手である店舗に実施するかどうかの判断をゆだねていないでしょうか?
これでは、本来その店舗にとって読む必要のなかった指示も含め、届いたすべての指示を読まなければ、実施するかどうかを決められません。
自店にとって関係の無い指示を読む時間は、その店舗にとって本来行う必要のなかった無駄な業務といえるでしょう。

どうすれば防げるか

これを防ぐ手段は、その指示の対象店舗だけに発信することです。
しかし、言葉にすると簡単ですが、多くの企業にとってこれを実現するは難しいのが実態ではないでしょうか。
理由は、チェーンストアの特性と業務環境にあると考えられます。
チェーンストアにおいて、本部から店舗へ発信される業務指示は多岐にわたります。
商品だけを例に挙げても、全店で扱う定番商品もあれば、地域限定で扱う商品、特定の業態だけで扱う商品、免許を持つ一部店舗だけで販売できる商品と様々あることがわかります。
商品の指示を、対象店舗だけに発信しようとすると、地域別、業態別、免許の有無・・・と多岐にわたる店舗のグルーピングが必要になることがわかります。
しかし、多くの企業の場合、既存の連絡手段(メール、掲示板、LINE等)では、多岐にわたる店舗のグルーピングに対応していないため、やむを得ず全店向けの一括発信を行っているのではないでしょうか。

解決策

手前味噌ではありますが、店番長であれば、店舗のグルーピングを複数持たせることができます。任意の店舗番号一覧のみに対して指示を発信することも可能です。
指示発信を行う本部スタッフにとって簡単に関係のある店舗だけを宛先指定できるので、結果として店舗の指示を読む分量を最低限に抑えることができます。
店舗が本来の業務に集中してもらうためにも、指示発信の交通整理を一緒に行ってみませんか?

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