生成AIで店舗運営を支援する新機能を提供開始!

今月12/5に生成AIを使った新機能「AI指示アシスタント」を発表させていただきました。ChatGPTと同じOpenAI社のテクノロジーを使用しています。しばらくはプレビュー期間となり、トライアル版を含む店番長で既にお使いいただけます。

ひとことでどんな機能かと申しますと「要点を伝えるだけで業務指示を生成する店番長の追加機能」となります。

では「本部の方の業務を省力化するんですね」というと、弊社の狙いはもう少し先のところにあります。

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本部から店舗へ送信される業務指示は年間で数千件

少しみなさんに知っていただきたいデータがあります。

本部から店舗に日々送られる業務指示の件数についてです。
店番長ユーザー企業の平均は週に約40件になります。これを年間にすると2,000件もの指示が1店舗1店舗に届いていることになります。売り場面積の広い業態では、週に200件以上になる企業様もいらっしゃって、この場合はなんと年間で1万件です。

この業務指示というのは1部署で作られるものではなく、たいていは本部のさまざまな部門から発信されています。ということは書き方も非常に多様でして、メールと同じように「お疲れ様です」から始める方もいれば、本文にはほぼ何も書かず添付ファイルを付けてそれを見るよう書かれる方もいます。

「郷に入りては郷に従え」と言いますが、店番長を上手に使っていただくのならばぜひ、

  • 意義や目的を簡潔に記載し、店舗で何を実行すべきかを本文に書く
  • 完了後に回答してほしいことを回答形式から選び指定する

と、シンプルに書いていただくのがベストです。
指示本文は添付ファイルを使わない方が店舗の方の手間は減りますし、冒頭の「お疲れ様です」は必要ありません。

指示のクオリティアップは店舗のため

こうしたノウハウを本部全体に行き渡らせるのはなかなか骨が折れます。

推進役の方が研修をして広めたり、店番長にはテンプレートという機能もあるので、そこで最低限のルールを書いておきその項目通りに書いてもらったり、なかには専任の承認者の方を置いてすべての業務指示を添削する企業様もいらっしゃいます。推進役の方がいない場合は、各々が手探りで工夫して改善していかなくてはなりません。

なぜそこまでするかというと、全ては店舗のためです。
定めた書式から逸脱した業務指示が店舗に届くと解読に時間がかかります。書いてあることがわからない場合は本部に問い合わせが必要ですし、後回しにしてそのままになってしまう店舗もあるかもしれません。とにかく、ストレスが度重なってくると全体の実行力が低下するわけです。

店番長をお使いの場合はまだこういう状況が発見可能なので改善することができますが、メールやチャットを使い、ステルス指示が大量に届くような仕組みで運用している企業の店舗現場ではどうなっているのでしょうか?想像もつきません。

本質的には、店舗の方にも無駄な苦労はして欲しくないですし、そのために本部の方が必要以上に苦労するのもよくないと思っております。

そこで生成AIの出番です。

これまでリンコムが支援で培ったノウハウを投入

店番長の導入企業は100社以上に及び、運用ルールの策定など長い伴走支援の経験から、どういった指示が店舗で実行しやすい指示なのかというノウハウが蓄積しております。これを生成AIに情報として与えておきます。

さらに、店番長の機能も生成AIに教えておけば、タイトル/カテゴリ/期間/通達本文/回答形式などの情報は最適なものを自動で選ばせることができます。

利用ユーザーはこれに要点のみを書いて渡せばおすすめの業務指示が生成されます。

図にするとこのような形です。

AI指示アシスタント02.png

そんなに上手くいくの?とお思いの方は、ぜひリリースに書いた生成サンプルをご覧ください。

どうです?結構AIもやるでしょう?

生成AIはまだはじまったばかり

とはいえ、これで完成ではございません。

ようやくお目見えした機能ですし、まずはお客様からの意見を頂戴し、益々パワーアップしたいと思っています。
つまり、今が一番底辺のレベルです。ここからは伸び代しかない楽しみな機能でございます。
GPTは登場して1年でこのレベルですから、これから賢くなる未来しかありません。
ぜひ皆様もご一緒に盛り上げていただけると嬉しいです!


※「AI指示アシスタント」では、ChatGPTと同じテクノロジーを使用していますが、OpenAI社のAPIという仕組みのサービスを利用しています。こちらはラーニング(学習)の対象外とポリシー(利用規約)に記載されており、皆様が気にされている機密漏洩の問題へ対処しております。今後もOpenAI社の規約の変更等には敏感に対応していきます。

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