店舗スタッフの働き甲斐を増産する仕組み
あるファーストフードチェーンの社長が、研修生に扮して自社の店舗に潜伏するという米国のドキュメンタリー番組があります。
社長は研修生として、先輩の店舗スタッフから色々と教育を受けたり、お客様から注文をうけたりし、その過程で店舗の問題やスタッフの働きぶりを知り、番組の最後で社長であることをあかし、スタッフが驚くという内容のものです。
この番組のなかで、研修生に扮した社長が、休憩中、女性スタッフに、「この店舗で働いていて楽しい?」とフランクに尋ねたところ、「ちょっと不満もあるわ!」「今まで好評だったスイーツが本社の意向で、別のスイーツに変更になってしまったの。他の地域なら良いかもしれないけど、この地域では新しいスイーツは誰も注文しないのよ。もっと地域毎にマーケティングしてくれたら売上も上がるのにね」と返答しているシーンがありました。
このシーンから「答えは現場にある」ではないですが、店舗で働かれているスタッフのほうが良く知っている事って多いのではないかと。更に、店舗スタッフの中には、かなり優秀なかたもおられるのではないかと思います。
我々がお付き合いさせて頂いているベーカリー店の社長も、店舗スタッフの意見を取り入れたことでヒット商品がうまれたと言っていたことを思い出しました。
しかし、社長や本部メンバーが店舗に行き「何か良いアイデアない?」などと聞いても、なかなか本音は話してくれないと思います。
それは、店舗スタッフとの関係性や、日本の文化や風土的なものなどが邪魔するためではないかと。これはとても勿体ない、もっと気楽に店舗スタッフがアイデアを発して、本部が積極的に受け入れられるようにならないかと随分前から考えていました。
この解決方法の一つとして、先日発表させて頂いたのが「店ノ閃(みせのひらめき)」というサービスです。
店舗スタッフは、アイデアを思い付いた時に、スマホでアイデアを告げることができ、それを本部の関連部署が確認し、採用、不採用判定するというものです。
店舗スタッフは自分のアイデアを本部が見てくれるだけでも嬉しいのに、更に採用してくれて会社に貢献できたら、本当に嬉しいと思います。その嬉しいは、働き甲斐となり、会社を明るくしてくれます。
こんな想いを「店ノ閃」に込めてみました。
ご興味のある方は、是非、ご相談ください。
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■本のご紹介
店番長ビジネスを通じて学んできた実行力UPのノウハウを、ダイヤモンド社の協力のもと『実行力100% チェーンストア企業の業績を上げる業務指示のすごい手法』と題した1冊の本にまとめました。
実際の現場で蓄積してきた貴重なノウハウを公開するのは、もったいない気もしましたが、1社でも多くのチェーンストア企業様のお役に立てるのであればと想い出版させて頂きました。
自分でいうのもなんですが良くまとまっていると思います。実際、読んで頂いたお客様からもご好評を頂いておりますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
・ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/book/9784478113141.html
・Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4478113149/
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