実母(60)が「店番長」に挑戦:ツール導入の壁を乗り越えるヒント

こんにちは、リンコム営業部の野口です!

先日、地元函館でリモートワークをしていた際、ITに疎い60代の母から意外なリクエストを受けました。
仕事の話をしていると、「店番長」に興味を示し、使ってみたいと言い出したのです。

今回は、母からのフィードバックを通じて得た気づきを皆様に共有します。

母はITが苦手です。スマホの基本操作はできるものの、新しいアプリのインストールやWEBの会員登録は苦手で、私が帰省するたびに代行していました。
( 「ウイルスや詐欺が怖いからやってほしい」というのが母の主張です(笑))

そんな母ですが、私は「店番長」のシンプルな操作性に多大な自信があったため、簡単に使ってもらえるだろうと確信していました。実際に多くの高齢のユーザー様が「店番長」を利用しているからです。

さて、母には架空のスーパーマーケットの生鮮担当になってもらい、「店番長」を操作してもらいました。

「老眼だからちょっと見えにくいなぁ~」とぼやきつつも、メイン機能についてはすぐに理解してくれ、「今日やることは上から順に処理すればいいのね?それならすぐできそう!」とポジティブな反応を示しました。

一通りの作業を1人でスムーズにできるまでに要した時間は【4分24秒】。ITが苦手な母なので、10分程度かかると想定していたので驚きました。

「すごいじゃん!ほら、操作簡単だったでしょ?」と私が自慢げに聞くと、
母からの感想は予想していないものでした。

「操作は簡単だった。本当だね!使いやすい。私でもサクサクできて自信ついた!

でも、もしあなたが最初にこれを使うことで私の業務が楽になる、お客さんのためになるって熱心に教えてくれなかったら、たぶんもっと時間かかったと思う。」

私はこの母の言葉を聞いて、日頃チェーンストアのお客様からよく寄せられるご相談を思い出しました。

「過去に新しいツールを入れたのに使いこなせない!やっぱりうちにDXは無理だ」
「簡単なツールを入れたのに浸透しない。導入が無駄になった」
「業務改善のために導入したのに、現場は新しいものを受け入れようとしない」

しかし、ひょっとすると製品自体の問題だけでなく、導入の目的や意図が現場にしっかり伝わっていないだけかもしれません。

ただ単にツールを導入するのではなく、それがどのように現場の業務を助け、全体の効率を向上させるかを具体的に示す必要があること。
現場の理解と共感があってこそ、ツールは真価を発揮するのだと改めて実感しました。

もし、同様のお悩みがあるご担当者がいらっしゃれば、
今お使いのツールの導入の意義や目的について、現場に寄り添った形で改めてお伝えしてみてはいかがでしょうか?
もしかすると新たな気づきや改善のアイディアがあるかもしれません。

私たちは、ただのツール提供ではなく、皆さんの業務改善パートナーとして、その過程を全力でサポートします。
本部-現場のスタッフ様一人ひとりが真の意味でツールを活用できるよう取り組むお手伝いをさせていただきますので、
いつでも、ご相談ください!お待ちしています!

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