チェーンストアを取り巻く環境(2)

前回は、チェーンストアは外部環境の変化により非常に厳しい状況におかれているということについて記しました。
今回は、チェーンストアにおける本部、店舗、マネージャの日々の取り組みについて記させて頂きたいと思います。

チェーンストアで一番大事なことは、店舗の営業力です。この営業力を上げるために、店舗スタッフはもちろんのこと、本部やマネージャは日夜試行錯誤を繰り返しています。
例えば、キャンペーン、新商品の開発、店舗環境の改善、店舗スタッフの教育など、それこそ多岐にわたります。

これらの施策を確実に実行することにより店舗の売上が上がるのですが、現実の実行率は40%程度と言われています。 その原因は、決してサボっているためではありません。

本部は、効果的なキャンペーン、新商品の開発、ノウハウの展開など立案、計画、協力企業との調整や、店舗への業務通達ではイラスト化したりして分かりやすいような工夫などをしています。
店舗スタッフは、お客様に喜んで頂くため何よりも接客に力を入れ、店舗の売上を上げるためマネージャも店舗スタッフの教育や、直接接客にあたるようなこともあります。

しかし、外部環境が変化し、競合との競争も激化してきているため、今までの実行力では生き残れなくなっているのです。

これらの状況を打開するためのポイントは、「実行力の見える化」です。

詳細については来月以降で記したいと思いますが、大切な点は、店舗スタッフを含め一生懸命仕事をされているということ。そして、実行力を上げるために強制的な対策を行うことでは、長期的で根本的な解決にはつながらないということです。

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