チェーンストアを取り巻く環境(6)

店番長の営業担当者は、チェーンストアのお客様に積極的にお会いするよう動いておりますが、2014年の消費税増税においては色々と頭を悩まされているようです。

経営の基本としてお客様を知ると言うことが大事だと言われております。
そこで、今日は我々のお客様でありますチェーンストア様が今後直面する出来事ってどんなものがあるのか調べてみました。

まずは、冒頭で記しました消費税の増税があります。2014年に現在の消費税率5%から8%へ引き上げ、2015年には10%になる可能性が大きいと言われています。 日経ビジネス(2013.10.28)に、消費増税に関する特集が組まれておりましたが、その中で消費税の増税が「大手流通寡占化の引き金」という題で書かれていた部分が印象的でした。
簡単に紹介しますと、今後、自社の収益や競争力に自信のある企業は、今まで以上の消耗戦(価格競争など)を行いつつも顧客ニーズに対応していくため、競争水準があがり、体力のない企業はついていけなくなるということです。つまり、消費税の増税で競争が更に激化するということのようです。

次に、2015年問題というものがあることが分かりました。これは、団塊の世代(1947~1949年生まれの世代)全てが65歳になられ、前期高齢者(65歳~75歳)に加わり年金受給者になるというものだそうです。今まで日本経済や社会保障制度を支えてきた団塊の世代が、支えられる側になるということです。更に、2020年には、日本の人口に占める65歳以上の方の人口が、4人に1人となり、年金給付額に大きな影響を与えることは必至であります。
この現象が、チェーンストアに与える現象は一概にマイナスだけでは無いと思いますが、大きな変化を求められることは間違いないと思います。

他にも影響を及ぼす可能性のある出来事としては、2020年の東京オリンピックなどが考えられますが、この様に見て行きますと、非常に大変な時代がくるという印象を頂き、目眩すらする想いです。

そんな時、ふと「変化あるところにチャンスあり」という言葉を思い出しました。誰の言葉かは分かりませんが、これらの出来事を「変化」と捉えると、印象が随分前向きに感じられてきました。

さて、皆さんはこれらの変化をどう思われたでしょうか?
営業員が伺った際にでもお聞かせ頂ければと思います。

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