実行力UPに必要なノウハウ教えます(2)

実行力UPに必要なノウハウ(1)はこちら

前回に続き、実行力を高めるためのポイントをまとめてみました。

⑥定期的に実行力を発表する

店番長には、ランキング機能という機能があります。この機能は、店舗毎の実行力結果をもとに、店舗をランキング(順位付け)する機能で、毎月更新されます。
この機能を利用し、実行力が上位の店舗を、定期会議などで発表し、表彰します。これにより、実行力に対する意識を根付かせ、意識を高めることができます。
また、実行力が低い店舗に関しては、次の月にどの様な実行力改善をおこなうかなど発表させても良いかと思います。

⑦やっぱりトップが利用する

特に、店番長の導入当初においては、トップ自らが店番長を利用して業務指示などを出されるほうが、効果が高いように見受けられます。
実行力が高まらない原因は、店舗だけにあるのではなく、本部側にもあります。トップ自ら店番長を利用することで、本部メンバーへも本気度をアピールすることができます。
良品計画、元会長の松井様は、「実行力は企業文化だ」。だから、「トップが先頭に立って作らなければいけない」とも言われています。

⑧評価指標とする

最終的には実行力を評価指標とされるべきです。
多くの企業では、結果をもとに評価されているところがまだまだ多いように思います。しかし、値決め、品揃え、販促など売上に大きく関与する戦略は、基本的に本部が決めることが多く、店舗の裁量で売上に貢献する領域は少ないと思われます。そんな中で、売上などの結果をもとに評価していては、正しい経営は出来なくなってしまいます。そのため、チェーンストアにおいては、やるべきことをきちんと行っているかが、店舗における重要な評価指標であるべきかと思います。やるべきことをやっても売上が上がらなければ、戦略を見直す。やるべきことをやってなく売上も上がらないのであれば、まずはやるべきことを実行させるでないと、正しい経営はできません。

以上、8つのポイントを記させて頂きましたが、まずは実行されることが大事です。そして、1つでも御社の実行力向上につながりましたら幸いです。

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