実行力を上げるための仕組み

店番長は、本部から店舗への業務指示を出すツールではありますが、それだけならメールでも掲示板でも、FAXでも極論を言えば同じです。
これらのツールは、情報を伝えるためのツールで、情報を伝えた後、理解してもらえたのか、そして実行してくれたのかという点までは、残念ながら念頭にありません。
その為、多くの業務指示が実行されずにゴミ箱入りとなってしまうのです。または、責任感のある送信者であれば、再度同じ業務指示を送ったり、別途電話で催促したりするのです。
これって、非常に非効率なことです。しかし、この状態が長く続きあまりにも当たり前になってしまっていると別段おかしなこととは思わなくなってしまいます。恐ろしいことです。
もちろん、送った業務指示が100%実行されない原因は、システムの問題だけではありません。
店番長の紹介をしますと、たまにこのことに気づかれるお客様がおられます。そして、「店番長を導入するのではなく、自分達で改善するべきことがありますので、まずはそこからスタートします。」と。
正しい判断だと思います。しかし、半年後、1年後に再度伺うと、何も進展していません。なんともったいないことかと思います。

逆に、店番長をご導入頂いたお客様はどうかというと、例外なく実行力をアップさせています。
この差はなんなのかと考えますと、店番長を入れることで実行力を高めざるを得ない仕組みが出来上がるためだと思います。
その役割を担っているのが、「見える化」機能だと思います。
店番長を入れると、今店舗にどんな内容の業務指示がでていて、どれだけ実行されているかが本部内で「見える化」されます。そして、日々の実行力を集計し、どの店舗が優秀で、どの店舗がそうでないかが一目了然でわかるようになります。
この状態になれば、だれも実行されていない状態をほっとくことができなくなりますので、自然と実行力がアップするのです。
これを人力でやろうとすると、集計一つとってもものすごくエネルギーを必要としますので、土台無理なはなしなのです。

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