マネージメントは店舗の自由を奪う?

マネージメントをきつくすると、店舗の自由度が奪われ店員のモチベーションが下がると言われることがあります。 その発言を聞くと、何か違和感を感じます。セブンイレブン、無印良品、どちらもマネージメント一流の企業であります。だからと言って、店舗社員のモチベーションは決して低いことはなく、むしろ高いように思います。

恐らくマネージメントが店員のモチベーションを下げるというかたは、マネージメントという言葉のとらえ方を間違われているのではないかと思います。

マネージメントを「店舗を管理すること」ととらえると、確かに窮屈なイメージがします。
これは、宿題をしない子供に「宿題しなさい」というようなイメージです。 「勉強しなさい」というと、きまって「今、宿題しようと思っていたのに、やる気なくした!!」というおきまりの言葉がかえってきます。

では、マネージメントを「仕組み化」とするとどうでしょうか?
宿題をしない子供に「宿題をしたらお小遣いをあげる」といったイメージでしょうか。うん、「勉強しなさい」というよりかは、窮屈さはありませんが、まだ、何か足らない気がしますね。

では、マネージメントを「仕組み化し、自立を促す」としたらどうだろうか。
イメージとしては、宿題しない子に、「将来の夢はなに」「その為にはなにが必要なの?」と言った会話を行い、なぜ宿題するのかということの意味、夢を実現させるためだと理解させることができたらどうだろうか。 恐らく自発的に宿題に取り組むでしょう。

この様に考えると、マネージメントの意味は「仕組み化し、自立を促す」が一番しっくりきます。
マネージメントは、決して店員の自由闊達さを奪うものではなく、正しいマネージメントは店員の自発性を促し活発にしてくれるものだと思います。 むしろマネージメント無き店舗は、無法地帯になってしまい、お客様が離れて行ってしまうのではないでしょうか。

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