なぜ不満があるのに既存システムを使い続けてしまうのか?

自社のシステムに不満を持たれている方は多いと思います。そんな方のために、弊社の恥ずかしいエピソードを公開させて頂きます。

メールシステムには、自分が送信や受信したデータを使用しているPC(ローカル環境)に保存する方法と、Serverに保存するという方法があります。
一昔前は、メールをやり取りする環境は一つのPC環境に限られていたので送信、受信データをPC内に保存しておけばことが足りていたと思います。
しかし、現在はPC以外にもスマートフォンやタブレットなど複数の端末でメールを行う機会がふえてきています。こうなるとメールの送信、受信データをServerに保管し、複数の端末で共有利用できるほうがはるかに便利ですし、生産性もあがります。

現在、どっちを選ぶほうが得策かと言えば、明らかに後者になりますが、実を言いますと、弊社は、オールドスタイルであるPCに保存するという方法を続けていました。この方法には社員も不満を感じており、もっと良い方法があることも知っていたのです。まさに医者の不養生と言いますか、お客様に最新のシステムを提案している弊社にもかかわらずです。

原因は、直ぐに分かりました。自分達が感じた不満に対し、愚痴は言うがそれ以上突っ込んだ議論をしていなかったことにあったのです。 幸い、弊社では新たに入社した社員からの厳しい指摘をうけ、突っ込んだ議論が始まりました。
その結果、現在の社員のメールに関わる作業の煩雑さなどが見えてきて、このまま改善せず、放置したら生産性も上がらず、競争力は低下してしまうということが分かりました。

読者の皆様にも、現行のシステムなどに対し、不満を感じられている方は多いと思います。是非、不満をそのままにせず、突っ込んで議論をしてみて下さい。議論を重ねて見ると、感じていた不満以上に大きな問題が潜んでいることもあります。

ちなみに、弊社では、現在メール以外にも、社内システムの全面見直しをおこなっており基幹システム、社内ネットワーク、ホームページなども順次リニューアルしていく予定でいます。改めてシステムはとても進化しており、使わないと損をすると実感しています。

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