店舗のデジタル化がもたらす未来

昨年アメリカでは、約7000店もの店舗が閉鎖になったようです。原因は、AmazonのようなEコマースの影響も多少はありますが、過剰な出店と消費者の消費動向の変化に対応できなかったことが大きいと言われています。
(アマゾンではなかった...... アメリカの小売業を低迷させた2つの元凶 https://www.businessinsider.jp/post-100448

今回は、この「消費者の変化」対策を、デジタル化という視点で見てみたいと思います。下記に、昨今話題に上がっている消費動向を把握するためのデジタル化の施策をあげてみました。

① キャッシュレス
いま最もホットな話題がキャッシュレス化だと思います。現金での支払いではなく、カードやスマホで決済できるようにするというもので、省力化や外国人顧客への対応といった目的が目立ちますが、キャッシュレス化により顧客情報と購買情報(履歴)を蓄積することができるようになります。

② 無人レジ
キャッシュレスと切っても切り離せませんが、カメラ+AIを使い、手にした(買い物カゴにいれた)商品を自動で判別し、購入商品を識別します。現金残高確認、つり銭の準備といった現金を扱うレジで発生する作業が不要になることだけでなく、今まで取得できなかった消費者の嗜好データなどを取得することができます。

③ 入店者の行動・導線分析
カメラとAIを使って入店者の動きをモニタリングし、入店者の数の測定や、入店者が店舗のどこで滞留しているかといったデータを収集します。このデータを利用し、店内の品揃えやレイアウト、棚割りの参考にしたりすることができます。

④ デジタルミラー
アパレル店舗で採用されることが多いデジタル化の一つです。試着室にあるミラー画面に持ち込んだ商品についてのサイズや色、在庫などの情報、商品のコーディネート情報などを表示することができます。日本ではGUが導入したことで話題になりました。
一見、消費者に対する情報提供の仕組みと思われますが、商品につけられたRFIDタグと組み合わせることで、試着室までどんな商品が持ち込まれたか、どんな商品の組み合わせで持ち込んだかなど、消費者の嗜好データを蓄積することができます。

デジタル化の面白い点は、これらの施策をいくつか絡めることにより、より一層強力な顧客データになるということです。例えば、無人レジで取得した購買データと、デジタルミラーで取得した試着室に持ち込んだ商品とのデータを掛け合わせると、興味はあるけど購入しなかったといった商品が浮かび上がってきます。興味はあるけど価格が高いと感じている可能性があるなど、消費者の商品に対する値ごろ感を把握することができます。

この様に、「消費者の変化」への対応として、店舗のデジタル化は益々加速するものと思います。

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