旅行・観光競争力ランキング1位にみる日本の明るさ
先月になりますが、とても勇気づけられるニュースがありました。
世界国際フォーラム(WEF)で発表された、旅行・観光競争力ランキングで日本が1位に輝いたというニュースです。特に文化や自然資源、空港インフラという面で、日本は高評価を得たようです。
■旅行・観光競争力ランキング
1位:日本
2位:アメリカ
3位:スペイン
4位:フランス
5位:ドイツ
6位:スイス
7位:オーストラリア
8位:イギリス
9位:シンガポール
10位:イタリア
コロナ感染の影響で、2020年から外国人観光客が激減していましたが、ようやく日本も外国人観光客の受け入れに向け舵を切り出しました。
まだ、1日の入国者数は2万人までで、パッケージツアーのみ、マスクの着用などの制限もありビジネス的なインパクトはあまりありませんが、これから制限がどんどん解除されていけば、国内ビジネスにとってもかなりプラスになることが期待できます。
更に、日本は1ドル135円という円安の状況にあります。インフレ率も欧米に比べれば低く、外国人の方にとって日本はとてもお得感があります。
ちなみに、2019年では3118万人の観光客が日本を訪れ、4兆8000億円もの観光収入があり、観光客1人当たりの消費額はおよそ15万円でした。
ランキング2位のアメリカの場合、観光客数が7926万人で、観光収入が20兆円もあります。観光客1人当たりの消費額を算出すると、アメリカを訪れる観光客は約25万円(20兆円÷7926万人)使っていることになりますので、日本の約1.7倍です。
この差を見るだけでも、日本の観光関連のビジネスは延びる余地が大いにあると言えます。
コロナ感染拡大の影響により、飲食、宿泊、インバウンド型小売などは大きく売上を落とし、辛い時期を送っていますが、入国制限の緩和に伴い、2019年時に比べても多くの観光客や観光収入を得られる可能性が高く、日本に明るさが戻ってくるのではないでしょうか。大いに期待したいところです。
出典:
観光競争力、日本が初の首位 WEF調査(日本経済新聞5月24日記事)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR23CSE0T20C22A5000000/
令和3年版観光白書について(観光庁)
https://www.mlit.go.jp/common/001408385.pdf
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