店長のスキルに依存した実行力の問題
店舗における実行力について、お客様にお話を伺うと、優秀な店長がいる店舗は実行力が高いが、そうでない店舗は実行力が低く、店長のスキルに依存してしまっているという話をよく聞きます。
実行力を高められる店長とそうでない店長とでは、スキルにどんな差があるのでしょうか。実行力を上げるために店長が備えなければいけないスキルとはどういうものがあるのだろうか、ちょっと書き出してみました。
- 誰を担当にするかというアサイン力
- 担当者に適切な時間を与える計画力
- 何をして欲しいのかを伝える伝達力
- 正しく実行されているかを見る確認力
- 正しく実行できるように教える教育力
- 実行されていないときに適切に注意する指摘力 など
書き出してみますと、備えるべきスキルが非常に多くあることが分かります。実際これらのスキルを身に着けて頂くためには、それなりの経験と時間が必要だということです。
しかし、新たな店舗出店や、昨今の人手不足なども重なり、スキル不足でも店長として働いて頂かざるを得ないのが現実だと思います。
そして、この状況の最も懸念されることは、来店されたお客様に本来のクオリティで接客や商品の提供ができるのかという点です。
スキルが不足していても店長にせざるを得ないのは企業側の都合ですが、その結果、お客様に迷惑をかけてしまっては、本末転倒になってしまいます。
最悪、ブランドイメージが崩壊し、売上や顧客満足度が低下してしまいます。
まさに、多くのチェーンストア企業が抱えているジレンマだと思いますが、この問題を解決するには、店長のスキルに依存せずに実行力を高める仕組みを作り、店舗のクオリティを保てるようにするしかないと思います。
例えば、店長の代わりに実行状況を本部で確認し指摘できるようにするとか、誰でも実行できる業務指示を書くなどです。
リンコムでは、この問題解決に真正面から取り組んでいます。
この様な問題でお悩みの方がおられましたら、是非、ご相談ください。
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