自動化と「にんべん」の付いた自働化との違い

トヨタ自動車の活躍は、みなさんもご存じのことと思われますが、その活躍の要因としてトヨタ生産方式というものが取り上げられております。

トヨタ生産方式を語るときに「ジャストインタイム」「カンバン方式」「改善」「見える化」などという言葉が必ず取り上げられますが、その中に「自働化」というものがあります。

通常「ジドウカ」とは、「自動化」と書きますがトヨタでは、「自働化」と書くそうです。「自動化」の「動」が「働」になっているところが、トヨタのノウハウなのですが、市販の工作機械を、自分たちで使いやすいように創意工夫してカスタマイズしているそうです。つまり、人の手が加わった機械で自動化を図っているので「自働化」としているのです。こうした独自の創意工夫を積み重ねてきたことがトヨタを世界でも通用する企業に成長させたことは紛れもない事実なのです。

前置きが長くなりましたが、この様な「自働化」は社内のシステムにも当てはめることが出来るのではないでしょうか?社内システムは、どんなものでも業務の効率化を計るために作られてはいるのですが、導入しただけでは業務に合わないことは多々あります。その様なときは積極的にシステムを変更してみては如何でしょうか?

(この記事は、過去に配信されたリンコム通信のバックナンバーです)

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