リモートワークの本格運用実験

リンコムは、今月、リモートワーク強化実験を開始しました。

ちょうど、新型コロナウイルスによる肺炎の脅威が騒がれておりますので、その対策でリモートワークを始めたといえば、社員想いの社長だといわれますが、残念ながらそれは完全に後付けです。(笑)

リモートワークの環境は、数年前から始めていて、社内システムのクラウド化、iPhoneやノートパソコンの支給にセキュリティ対応、Web会議の環境構築など、会社にいなくても仕事が出来るようになっています。代表電話もリモートで受付対応できるようになっています。昨年は、実際に月1回のペースで完全リモートワークを実施してきました。

今月から始めたリモートワークの本格運用実験は、社員一人一人が最も生産性の上がると思われる場所で働いたら、本当に生産性が上がるか確かめるためのものです。

家でも、喫茶店でも構いません。会社に出社し仕事することで一番生産性があがるという人は、会社で仕事をしても構いません。完全に社員一人一人の裁量に任せてしまっています。(ちなみに、このブログ記事は、市ヶ谷の喫茶店で書いています。)

余談になりますが、昨年の台風シーズンに会社への出社を、社員の判断に任せた企業が、ネットで叩かれていました。社員に出社の判断を任せるなんて無責任だ!!出社するのか、出社しないで良いのか、会社が決めるべきだ!!というものでした。

もちろん、会社それぞれに色々な事情がありますので、一概には言えませんが、正直、バカバカしいと思ってしまいました。この程度の判断ができないで仕事ができるのかなと。会社も、「出社しろ!!」とか「出社するな!!」なんて、社員を子供扱いしているようにしか思えません。

リンコムは、社員一人一人が自分の判断で行動することが大事だと思っていますし、問題なく判断できる社員達でもあります。そういう信頼感があるため、今回のリモートワーク強化実験も社員の判断に任せた緩い内容になっています。全ての会社ができるものでは無いようなので、このことはとても自慢できるところだと私は思っています。

とは言え、この実験結果はどうなるか、楽しみです。

今年は、東京オリンピック開催時の通勤混雑緩和のため、リモートワークがより一層注目されるでしょう。
そして、古い慣習を見直し、働くひとの裁量が増えれば、日本の生産性も上がるのではないかなと思います。

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