過去の価値観にとらわれず、自分の能力を知ること

国際身体障害者スポーツ大会を観ていると、障害を持たれたかたでも、健常者以上に優れた能力を発揮しているシーンを目にします。
先日観たブラインドサッカーでは、目が見えないにも関わらず、パスを出したり、ドリブルで相手選手を交わし、ゴールに向けてシュートを放っていました。使用しているサッカーボールには音が出る工夫がされているようですが、どうして自分のゴールの方向や相手選手の場所が分かるのでしょうか。

この様なシーンを見ていると、人にはもっともっと眠っている能力が備わっているのではないかと思います。
しかし、その能力に気づいていない、又は気づいていたとしても何らかの要因で封じ込めてしまっているのではないかと。

会社という組織において、最近、その最たるものが役職ではないかと思っています。主任、課長、部長、事業部長と呼ばれる役職です。
昭和の高度経済成長期であるならまだしも、いまだに、役職を得ることが会社員としての大きな目的(ステータス)になっていて、役職者は偉いと思っている方が、まだまだ多いように思います。

本来、役職はマネジメントという役割にすぎません。マネジメントが得意な人が目指せばよいものです。偉いとか、偉くないというモノではありません。マネジメントが苦手であるにも関わらず、過去の価値観に囚われ、自分の本来の能力を封じ込めて役職を目指しているとしたら、本人にとっても会社にとっても損失だと思います。
世の中には、色々な仕事があり人それぞれの能力が発揮できる場があります。

多様性が求められる世の中になってきていますが、まずは自分自身にどの様な能力があるのかを知ることが一歩目ではないかと、ブラインドサッカーの選手を見ていて考えさせられました。

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