「基準」を設けることの大切さ

リンコムでは、チャレンジすることをどんどん進めています。
チャレンジした結果、失敗することも奨励しています。
これは、チャレンジすることが、成長に最も繋がると思っているからです。

失敗する確率が大きいなと思うことでも、本人の意思があれば基本的にチャレンジしてもらっていました。

それに対し、マネジメントは出来るだけ口を出さないほうが良いとも思っていました。できるだけ自由にやってもらった方が良いという考えです。

しかし、最近、なんでもかんでも自由にというのは、間違っているのかもと思うようになってきました。

それは、お客様に関係するもので、明らかに今までより劣化してしまうと思われるものに関してです。
例えば、製品の機能、サービス、提供資料、そして営業やカスタマーサクセス、サポートなどお客様と接し会話する仕事などです。

実際、自由にチャレンジしてみたところ、「このレベルでお客様に提出するの?」と思わざるを得ないケースもあり、最終的に作り直したりすることもありました。
これでは、メンバーとマネジメントが対立する構造になってしまい、メンバーにとってみれば、「自由にやって良い」と言っておきながら、最後の段階で駄目だしされる訳ですから、面白くなかったと思います。

学びとしては、自由にチャレンジすると言っても、事前にアウトプットに対する「基準」を設けることが必要だということです。

高い基準を設け、それをクリアするために切磋琢磨し、今までより良いものをアウトプット出来るようにし、お客様に貢献する。
これが、本来あるべきチャレンジの姿なのだと、改めて思いました。


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