「基準」を設けることの大切さ
リンコムでは、チャレンジすることをどんどん進めています。
チャレンジした結果、失敗することも奨励しています。
これは、チャレンジすることが、成長に最も繋がると思っているからです。
失敗する確率が大きいなと思うことでも、本人の意思があれば基本的にチャレンジしてもらっていました。
それに対し、マネジメントは出来るだけ口を出さないほうが良いとも思っていました。できるだけ自由にやってもらった方が良いという考えです。
しかし、最近、なんでもかんでも自由にというのは、間違っているのかもと思うようになってきました。
それは、お客様に関係するもので、明らかに今までより劣化してしまうと思われるものに関してです。
例えば、製品の機能、サービス、提供資料、そして営業やカスタマーサクセス、サポートなどお客様と接し会話する仕事などです。
実際、自由にチャレンジしてみたところ、「このレベルでお客様に提出するの?」と思わざるを得ないケースもあり、最終的に作り直したりすることもありました。
これでは、メンバーとマネジメントが対立する構造になってしまい、メンバーにとってみれば、「自由にやって良い」と言っておきながら、最後の段階で駄目だしされる訳ですから、面白くなかったと思います。
学びとしては、自由にチャレンジすると言っても、事前にアウトプットに対する「基準」を設けることが必要だということです。
高い基準を設け、それをクリアするために切磋琢磨し、今までより良いものをアウトプット出来るようにし、お客様に貢献する。
これが、本来あるべきチャレンジの姿なのだと、改めて思いました。
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■本のご紹介
店番長ビジネスを通じて学んできた実行力UPのノウハウを、ダイヤモンド社の協力のもと『実行力100% チェーンストア企業の業績を上げる業務指示のすごい手法』と題した1冊の本にまとめました。
実際の現場で蓄積してきた貴重なノウハウを公開するのは、もったいない気もしましたが、1社でも多くのチェーンストア企業様のお役に立てるのであればと想い出版させて頂きました。
自分でいうのもなんですが良くまとまっていると思います。実際、読んで頂いたお客様からもご好評を頂いておりますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
・ダイヤモンド社
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